2023メール碁会通信(16)

   2023.  4. 22

十段位・芝野名人が奪取           清永 忠

囲碁タイトル戦「大和ハウス杯 第611期十段戦五番勝負」の第4局が20日東京都千代田区の日本棋院で行われ、挑戦者の芝野虎丸名人(23)が225手までで、3連覇のかかった許家元十段(25に黒番中押し勝ちし、シリーズ3勝1敗で3期ぶりに十段を奪還した。棋譜は添付ファイルにしてます。

芝野新十段は平成11年、神奈川県出身。 26年に日本棋院でプロになり、令和元年に1911カ月の最年少で七大タイトルである名人を奪取した。 続く王座戦、翌2年の十段戦も制し、挑戦手合敗退を経験しない初の3冠保持者になった。七大タイトル獲得は通算6期。芝野新十段の話「厳しい戦いが続いた中、一つ結果を出せたことはうれしい。これからもしっかりやっていきたい。」

女流名人戦で上野が女流名人位を奪取       清永 忠

6連覇を目指す藤沢里菜女流名人に上野愛咲美女流立葵杯が挑戦する、博多・カマチ杯第34期女流名人戦手合三番勝負第2局は17日、東京都千代田区の日本棋院で打たれ挑戦者の上野愛咲美女流立葵杯(21) が229手で藤沢女流名人(24) に黒番中押し勝ちし、対戦成績2勝0敗で名人のタイトルを初獲得、女流立葵杯と合わせ二冠となった。
藤沢名人の6連覇はならず、女流本因坊の一冠に後退した。上野新女流名人はこれで、年齢などによる出場制限のない女性タイトル5つ(女流本因坊、女流名人、 立葵杯、女流棋聖、扇興杯)全ての獲得実績を持つこと、即ちグランドスラムの達成をしました。
 5タイトル全ての獲得実績は謝依旻七段に次いで2人目になります。
シリーズ第1局、2局を添付ファイルにしてあります。

 

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