2023メール碁会通信(11)
2023. 3. 18
一力が棋聖初防衛 芝野に4勝2敗 清永 忠
第47期棋聖戦7番勝負の第6局は9、10の両日、静岡県熱海市で打たれ、一力遼棋聖(25)が167手で挑戦者の芝野虎丸名人(23)に黒番中押し勝ちし、対戦成績を4勝2敗で棋聖のタイトルを初防衛した。一力棋聖は七大タイトルを通じ初の防衛成功。「防衛という結果を出すことができ、ほっとしている」と喜びを語った。 棋聖2連覇で天元1期、碁聖1期と合わせ七大タイトルの通算獲得は4期となった。棋譜は添付ファイルにしてあります。
仲邑菫女流棋聖の就位式行われる 清永 忠
史上最年少で囲碁のタイトルを獲得した仲邑菫女流棋聖を表彰する就位式が都内文京区のホテルで8日に行われた。仲邑女流棋聖は先月、女流棋聖のタイトルを獲得し、13歳11ケ月、史上最年少でのタイトル獲得となった。作家の林真理子さん(写真下右)などがお祝いにかけつける中、優勝カップや賞金500万円の目録などが贈られた。新女流棋聖は「勝てたことはミラクルだと思います」と述べた。
7歳からは強豪国 韓国にもたびたび訪れて力をつけ、2019年、日本棋院が中国や韓国に対抗できるトップ棋士を育成するため新たに設けた推薦枠に選ばれて、史上最年少となる10歳でプロ棋士になった。プロ入り後も公式戦で順調に勝ち星を重ね、2021年3月には12歳で「二段」に昇段して、二段昇段の最年少記録を53年ぶりに更新した。中学入学後は家族で大阪から東京に引っ越し、現在都内の中学校に通いながら対局に臨んでいる。
昨年は史上最年少の13歳1ケ月での女流タイトル挑戦となった「女流名人戦」、それに「扇興杯女流最強戦」の2度、女流タイトル獲得に挑戦したが、いずれも敗退した。今回の「女流棋聖戦」は、3回目の女流タイトル挑戦で、仲邑三段はいわば「3度目の正直」で史上最年少でのタイトル獲得を果たしたことになる。
日本メール碁会日本メール碁会日本メール碁会日本メール碁会日本メール碁会