2022メール碁会通信(33)

 2022. 8. 20

囲碁界最年少、9歳のプロ棋士誕生 (上)

関西棋院は17日、大阪市の小学3年、藤田怜央(れお)君(9)を9月1日付でプロ棋士として採用すると発表した。4月に新設した「英才特別採用」の第1号で、9歳4カ月でのプロ入り(初段)は2019年に10歳で入段した日本棋院の仲邑菫二段(13)を抜き、史上最年少。関西棋院によると、同様のプロ制度がある中国、韓国、台湾の各最年少入段棋士よりも若い記録となる。

大阪市中央区出身の藤田君は4歳で囲碁を始め、数々の囲碁大会で優勝や上位入賞を果たした。小学2年生のころからハンデイなしでプロにたびたび勝つようになり、注目を集めていた。大阪市内で開いた記者会見でプロ入りについて聞かれると「うれしい。 頑張ります」と話し、目標を問われると、「世界一です」と語った。早ければ9月後半にデビュー戦がある。

藤田君は小学1年の6月に日本棋院関西総本部の院生になり、プロを目指した。 今年4月に院生を辞退し、関西棋院の英才特別採用試験を受験し、瀬戸大樹八段との試験碁などを審査した結果、合格した。(次週号に続く)

 

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