2022メール碁会通信(18)
2022. 5. 7
今号のロゴは武田秀夫さんの水彩画「ニコライ堂」です。
石田芳夫九段―春の叙勲 清永 忠
井山四冠に続いて石田芳夫九段(二十四世本因坊)が春の叙勲で囲碁界から旭日小綬章の受賞に決まった。「なかなかもらえないだろうと思っていたら…。光栄としか言えませんね」。受賞にあずかり、石田芳夫九段(73)は控えめに喜びを語った。
20代で本因坊戦を5連覇し、二十四世本因坊秀芳を名乗る囲碁界を代表する一人。正確な読みで「コンピューター」とも呼ばれた。「碁を冷静に分析し、感情的に打たないことが人間的ではない、と。うまいネー ミングかなと思っていた」と笑う。
囲碁AI(人工知能)はどんどん強くなり、棋力は並外れたレベルに達している。「AIの 碁は独創性や独自性がない。分からないものを探究するのがプロの神髄であり生きがい。AIに負けてたまるか」と闘志をみなぎらせた。
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