2022メール碁会通信(15)

 2022. 4. 16

上野女流棋聖・国際戦で初優勝      清永 忠

 日本、中国、韓国、台湾の4カ国・地域の囲碁の女流棋士8人で 争う「SENKO CUPワールド碁女流最強戦2022」決勝が10日、 ネット対局で行われ、上野愛咲美女流棋聖(20)が盧鈺樺(ろ・ ぎょくか)四段(台湾)に143手で黒番中押し勝ちした。上野は 国際棋戦で日本の女流棋士で初めて優勝を飾った。

 対局は午前11時開始。上野が序盤から優位に展開。中盤以降も着実な打ち回しを見せて快勝した。上野は終局後、「まだ実感はないが、何か勝てたみたいでうれしい。今日は後悔する手も打たなくて満足する内容だった」と話した。

今大会、上野は1回戦で大会3連覇中の於之瑩七段(中国)、準決勝で藤沢里菜女流本因坊(23)を破った。国内外の第一人者を降して優勝した上野は「3年ぐらい前までは、まだ(中国や韓国と)差があるなと感じることもあったが、最近はその差がどんどん詰まってきたかなと。今後は世界戦で日本勢同士での決勝もあると思う」と語った。

3位決定戦は、藤沢が謝依旻七段(32)に179手で黒番中押し勝ちした。

   棋譜は添付ファイルにしてあります。

 

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