2021メール碁会通信(12)
2022. 3. 26
一力・棋聖位奪取 清永 忠
京都市の世界遺産「仁和寺」で3月17、18日に行われた囲碁の第46期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)第7局で、挑戦者の一力遼九段(24)が井山裕太棋聖(32)に199手までで黒番中押し勝ちし、4勝3敗で棋聖位を初獲得した。一力が3大タイトル(本因坊、棋聖、名人)を獲得するのは初めてである。井山は10連覇はを果たせず、本因坊、名人、王座の4冠に後退した。
一力は2010年にプロ入り。20年に7大タイトルの碁聖と天元を獲得じ2冠になったが、21年に両タイトルの防衛に失敗し、無冠となった。
棋聖を巡っては、一力は4年前に井山に挑戦したが0勝4敗で敗退した。
今回は2度目の挑戦での獲得となった。写真で「雄飛」と自ら揮毫した色紙を披露し、「文字通り雄大に羽ばたいていきたい。来年の棋聖戦、他の棋戦でも更に上を目指します。タイトルを増やしていき、その過程で実力を高めることが大切 だと思います」と、一層の飛躍を誓った。
友人らからSNSでお祝いメッセージが相次いだといい、「少しずつ棋聖になった実感が湧いた。昨夜はお祝いへの返事をしていました」と笑みを浮かべた。棋譜は添付ファイルにしてあります。
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