2021メール碁会通信(45)
2021. 11. 13
井山・名人位防衛 清永 忠
井山裕太名人(32)に一力遼天元(24)が挑戦していた第46期名人戦七番勝負の最終第7局は、静岡県河津町で打たれ、井山名人が129手で黒番中押し勝ちでシリーズ4勝3敗でタイトルを防衛、2連覇を達成した。
今年の本因坊戦では、芝野虎丸王座に1勝3敗のカド番から逆転防衛。一力碁聖(当時)に挑戦した碁聖戦五番勝負でも1勝2敗から逆転奪取。再び土俵際で強さを見せた井山名人は「結果が出たことはよかったが、シリーズを通して反省点や課題が見えたので少しでも次に生かしていけたら」と淡々と激闘を振り返った。
初の名人位獲得はならなかった一力天元だが、来年1月開幕の棋聖戦七番勝負でも井山棋聖に挑戦する。時代の覇権を懸けた両雄の戦いは続く。
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