2021メール碁会通信(27)
2021. 7. 10
1. 井山本因坊・逆転の10連覇達成
第76期本因坊戦七番勝負の第7局が6-7日の両日、甲府市で行われ、井山裕太本因坊(32) が180手までで挑戦者の芝野虎丸王座(21)に白番中押し勝ちし、対戦成績4勝3敗で防衛、 10連覇を達成した。第44期(平成元年)から本因坊を10連覇した趙治勲二十五世本因坊と並ぶ七大タイトル最多連勝記録となった。
前回と同じカードとなった七番勝負は、歴代最年少本因坊がかかる芝野王座に対し、1勝3敗と追い込まれた井山本因坊が、第5局から3連勝した。棋聖、名人とあわせ3冠を堅持、タイトル獲得は通算通算64期になった。棋譜は添付ファイルにあります。
本因坊文裕の話
厳しいシリーズだったので結果を出せて非常にうれしく思う。まずい部分もかなり出た が、次(来期)に生かせるよう精いっぱい頑張りたい。
芝野虎丸王座の話
負けた碁はどれも内容がよくなく残念だった。今の実力はそれなりに出せていたと思う が、また勉強して(この場に)戻ってこられるよう頑張りたい。
2. ハンディ戦の進捗状況 担当幹事 十亀英司
6月末時点でのハンディ戦進捗状況です。順調に進行しており、5月~6月で23組の対局が終了し、現在約30組が対局中です。一年を一つの区切りとして、終局した対局数と持ち点上昇の多い方を表彰しています。
現在、対局数では明神輝男7段が32局でトップを走り、伊藤厚7段が22局、神西貴与3段が20局で追っています。持ち点上昇では大崎精5段、青山久恵4段、里見義康2段が6点で並び、皆川孝則6段、向原進6段、稲田浩一5段、三木哲夫5級が4点で後に続いています。
ホームページのハンディ戦対戦成績、勝敗表を6月30日付けで更新しました。
興味のある方は下端にある「順位戦ハンディ戦状況」をクリックしてご覧ください。パスワードは要りません。ハンディ戦には、何時でも自由に参加でき、色々なお相手と対局できるなどの魅力があります。参加ご希望の方は担当幹事までお知らせください。お待ちしています。
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