2022メール碁会通信(7)
2022. 2. 19
関新天元の就位式 清永 忠
第47期天元戦を制した関航太郎天元(20)の就位式が2月15日、都内で行われた。昨年12月までの5番勝負では大舞台にも緊張せず、物おじしない性格を発揮して、一力遼天元(当時=24)を3勝1敗と圧倒。7大タイトル初挑戦で初制覇となった。しかもデビューから4年8カ月でのタイトル獲得は、2019年(令元)の名人戦を5年1カ月で制した芝野虎丸九段(22)の最速記録を上回る。
祝辞を述べた師匠の藤沢一就八段(58)は、「才能、能力を遺憾なく発揮してくれた。来期の防衛だけでなく、歴史に名を残す棋士になってほしい」と話した。 謝辞で関は「勝った1、3、4局は自分を信じて打つことができ、いい結果につながったと思います。入段してもう少しで5年。棋士人生においても、一番いい内容の碁が打てたと感じています。 防衛と言っても自分にとっては大きな挑戦。 昨年以上にいい内容の碁が打てるよう、精進していきたい」と力強く語った。
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