2020メール碁会通信(37)
2020.9.19
棋戦情報
清永 忠
(名人戦第2局)
芝野虎丸名人(20)に井山裕太棋聖(31)が挑戦する第45期名人戦七番勝負の第2局が15-16日の両日、兵庫県宝塚市の宝塚ホテルで打たれ、213手で芝野名人が投了した。
これで井山挑戦者の2連勝となった。棋譜は添付ファイルにしてあります。
(応氏杯)
「第9回応氏杯」の3回戦が11日に打たれ、日本代表の一力遼碁聖(23)が中国の陶欣然八段(26)を破り、日本勢として3年ぶりの世界メジャー4強に進んだ。準決勝の相手は中国の謝科八段(20)。後日、先に2勝したほうが決勝に進む三番勝負で争う。一力は20歳未満の世界戦で優勝しているが、年齢を問わないメジャー4強は初めて。今大会は日中韓台などから30人が出場。日本代表の6人はコロナ禍による渡航制限のためネット対局で打ち、第一人者の井山裕太棋聖(31)や芝野虎丸名人(20)が初戦で敗れるなど苦戦。ただひとり一力が1回戦から3連勝で勝ち残っている。一力八段の棋譜は添付ファイルにしてあります。
(扇興杯女流最強戦決勝)
扇興杯女流最強戦 準決勝・決勝の対局を第1回2016年から第4回2019年まで滋賀県東近江市「迎賓庵あけくれ」で実施していたが、 新型コロナウィルス感染拡大防止を鑑み、対局者、関係者の県を超えての移動を減らすため、第5回準決勝・決勝の対局を 東京都江東区「東京イーストサイドホテル櫂会」において準決勝を9月11日(金)、決勝を9月13日(日)が行われ、上野愛咲美女流本因坊が謝依旻六段を破り優勝した。棋譜は添付ファイルにしてあります。